男性は脳血管疾患、女性は筋骨格系疾患に注意

 介護が必要となる主な要因は、認知症、脳血管疾患、骨折などがあります。

 男性の最も多い疾患は脳血管疾患で全体の30%を超え、認知症(約10%)、高齢による衰弱(フレイル、約10%)と続きます。
 女性の最も多い疾患は認知症で全体の約20%、脳血管疾患(約15%)、高齢による衰弱(フレイル、約15%)、関節疾患(約15%)、骨折(約10%)と続きます。

 女性の閉経後は骨を作るホルモンが減ることで骨粗鬆症になりやすく、骨折につながりやすいため、若いときから運動を継続して骨密度を高めると予防できます。

 膝や腰の痛み、認知症、高齢による衰弱(フレイル)になりやすいことを意識し、生活習慣を見直していくことが介護予防に重要です。

出所:厚生労働省 平成22年国民生活基礎調査の概況